2010年12月23日木曜日

「エコキュート(電気)」vs「エコジョーズ(ガス)」(安全面)

エコキュートの貯湯タンクは「中が洗えない魔法瓶」ということで、「エコキュート(電気)」vs「エコジョーズ(ガス)」(実用面)にて触れました。

実際に使うとなると安全面ではどういった差が出てくるのか。
ここではエコジョーズ(電気)を基準に比較したいと思います。





○エコジョーズ(ガス)燃焼時の稼動音について

燃焼時の音は、エアコンよりもやや大きい程度で、さほどうるさい感じることはありません。
エコジョーズは、お湯を使うときだけ(燃焼時のみ)稼動するため、湯を出したり止めたりすればその分燃焼音が断続するので、深夜帯の使用は気になる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、この音もお湯を使い終われば全くしなくなるので、

①家族がシャワーを浴びている時間
②茶碗を洗っている時間


等の短い時間だけの音となります。


しかし、エコキュート(電気)はちょっと別でして・・・


○エコキュート(電気)の騒音、低周波音の健康被害について

実際、これまでのお使いのガス給湯器などと比較してエコキュート(電気)の音は「静か」だと思います。
昼間稼動することを仮定するなら・・・。

しかし、実際一番稼動する時間は「深夜11時頃から明け方6時頃までの間」です。


※補足(電気料金が比較的安価に設定されている時間帯で、エコキュート(電気)はこの間の電気を使用して、翌日の昼間から夜間までの一日に必要と思われる一定量のお湯を沸かし保温しておく様に設計されています。)


この「静か」という基準は人それぞれですが、お湯を沸かす間は何の音もしないかというと、そうではありません。

12.5Hz~80Hzと言う超低周波音から低周波音域で50~25dBと言う「静かな騒音」は発しています。
これは確かに物理的数値的には静かではあるものの、聞こえないわけではありません。この「静かな騒音」が、例えば、これまでのような灯油ボイラーで湯を沸かす程度の時間(風呂をわかす等)なら問題ありません。(灯油ボイラーも稼働中は音を発していますから)

 
しかし、その低周波が「健康被害」となるのは、


①毎日、深夜に
②長時間(7時間程度)
③一定の機械音を延々と発し続けている



という点に問題があるからです。


その「静かな騒音」である「微小の振動」は、稼働中発せられ続けます。
端的に言えば、その機器の室外機が設置された方向の家の特定の部屋にだけに低周波(音・振動)を発し続け、結果として人間に被害を与えます。

またこれは周囲が静かであればあるほど、低周波の「影響」は大きく、その他の部屋にも影響がある場合もあります。


エコキュート被害者らの訴えによると、この「静かな騒音」は被害者に絶えず襲いかかり、睡眠を奪い、痩せ細り、果ては全身が衰え、日々の生活もままならなくない状態へなる場合もあるようです。


長期にわたりジワジワと慢性的に責め続け、原因不明の体調不良となります。これが「エコキュート騒音被害」となるのです。


エコキュートの被害は既に複数の低周波音被害者団体に全国から点々と寄せられ、全メーカーを集計すればそれなりの数が出てくるはずですが、電力会社も、メーカーも、そして環境省も「そう言った被害事実は無い」と言い切っているのが現在の状況です。



「エコで環境に優しい」と言う謳い文句で、国から補助金も出るエコキュート(電気)
エコな商品として今流行の機器ですが、まだまだ「完璧なモノ」と言えるものにはなっていないと言えると思います。


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